小規模多機能型居宅介護とは?通い・訪問・泊まりの使い方
「通い」を中心に「訪問」「泊まり」を一つの事業所で組み合わせられる小規模多機能。柔軟な使い方と、向いている方の特徴を解説します。

3つのサービスを一つの事業所で
小規模多機能型居宅介護は、「通い(デイサービス)」を中心に、必要に応じて「訪問」や「泊まり(ショートステイ)」を、同じ事業所・同じスタッフが柔軟に提供するサービスです。通常はサービスごとに別々の事業所と契約しますが、小規模多機能なら一つの契約で状況に合わせて使い分けられるのが最大の特徴です。
柔軟に使えるのが強み
たとえば「普段は週3回通い、体調が悪い日は訪問に切り替え、家族が不在の日は泊まる」といった調整が、月ごとの計画変更を待たずに行えます。顔なじみのスタッフが3つの形すべてで関わるため、認知症の方など、環境の変化が負担になりやすい方にも安心感があります。
費用と登録の仕組み
費用は利用回数ごとではなく、要介護度に応じた「月額定額制」が基本です。たくさん使っても定額なので、利用頻度が高い方ほど割安になります。一方で、登録できる人数に上限があり、他のデイサービスや訪問介護との併用は原則できません。ケアマネジャーも事業所内のスタッフが担当する形になります。
こんな方に向いています
- 在宅生活を続けたいが、状態や家族の都合で必要な支援が日によって変わる
- 認知症があり、なじみのスタッフ・環境で過ごしたい
- 通い・訪問・泊まりを、その都度柔軟に組み合わせたい
「泊まり」の居室数は限られるため、希望どおりに泊まれない場合もあります。見学の際に、通いの雰囲気・泊まりの設備・スタッフ体制を確認し、ご本人の暮らし方に合うかを見極めましょう。
本記事は制度の概要をやさしく解説したものです。実際の要件・費用・手続きは、お住まいの市区町村やケアマネジャー・相談支援専門員にご確認ください。
